実は、年明けの2時間前頃、私は大きなキャリーケース片手に寒空の下、震えていました。彼氏と大喧嘩をしてしまっていたのです。数ヶ月前からちょっと悩んでいたところがあり、もう別れたほうが良いのではと思い、家を飛び出したのでした。
しかし夜中なのでもちろん新幹線は走っていないし、田舎なのでタクシーを呼ぶにも20分くらいかかります。とりあえず、すごく寒い。しかも泣きすぎて目が腫れて痛い。彼氏の怒り方が怖かったとはいえ勢いで出てきたので、もう一度話し合った方が良いのかなとも思い始める始末。
寒さに震えつつ悩んでいると、彼氏が迎えに来ました。「寒いしとりあえず中入ろう」と。来てくれないと思ってたので、素直に嬉しかった私。しかし私は立ち上がらない。もう出ていく気だったので、すぐにうんと言えないというのもありました。
しばしの沈黙が続きました。寒い。しかし立ち上がれない私。そう、ずっとしゃがんでいたので、脚が痺れていたのでした。「脚がああ…」とうめきつつ、地面に転がる私。もう泣き笑いするしかありません。この年でおんぶをしてもらい、荷物も全部もってもらい、なんとか家に帰りました。ああ寒かった。
そのあと話し合い、とりあえず仲直りしました。喧嘩のきっかけは、コタツに足をぶつけたとか、すき焼きの味付けが薄いとか、どうでも良いことだった気がします。たぶん最近のほんの小さな出来事が積もり積もって、といった感じで険悪な雰囲気になってしまったのだと思います。お互い疲れてたのかな。
ということで、話し合いをしていたら年が明けていました。途中で気がついて「あっ…あけおめ」みたいな、あんまりありがたみのない年明けでした。笑 元日はぽんぽんに腫れ上がった目、頭痛、吐き気などと戦って一日が終わりました。
この歳になって思うのは、父や母、祖父と祖母、ご結婚されている方はすごいなということ。もともとは他人だった二人が一緒に過ごすのって大変だなって。でも楽しかったり嬉しかったりすることもあるんだろうと思います。
彼とは付き合いが長くなってきましたが、まだまだ知らない一面もあるんだなと驚きました。これから過ごしていく中でも、新しい発見はまだまだあるんだろうな。今年は喧嘩を減らして、仲良く過ごすことを目標にしたいと思います。
彼氏のお母さんが送ってくれた御節。本当にありがたいです、感謝感激です。お礼をしなければ…。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
今週のお題「年末年始の風景」