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バターがない?品薄と価格高騰のワケ

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先日のバレンタインのとき、お菓子作りをしようとしていた姉から「バターが売っていないよ」と聞いていたのですが、昨日スーパーに行ったときもバターが売り切れていました。

そこには「品薄で入手できません」の文字が。棚にはまったくバターが置いてありませんでした。


▼なぜバターがないのか?

バターの原料である生乳が不足したため。不足している理由は以下です。

1. 酪農家の減少
日本全体では、2013年〜2014年にかけて800戸の酪農家が廃業となっています。TPPの影響や後継者の不足、餌代の価格高騰などが離農につながっているようです。

2. 猛暑
昨年の猛暑の影響で、多くの乳牛が乳房炎にかかったことで生乳の生産量が落ちたとのこと。

両者とも、生乳の生産量の減少につながり、バター不足が生じたようです。また、バターがないと騒がれることで供給への不安が生じ、家庭用バターなどの購入量が増加したことも品薄を助長させたようです。


▼なぜバターだけないのか

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生乳の生産量が減ったことでバターの生産量が減り、在庫が不足したためです。

生乳は腐敗しやすいため、先に鮮度が求められる牛乳や生クリームなどに加工され、その後に保存性の高いバターや脱脂粉乳などに加工されます。生乳の生産量が多いときはバターを多く作っておき、生乳の生産が減ると在庫から供給するため、生乳の生産量の低下が続くことで品薄になってしまいます。


▼政府の対策

1万3千トンのバターの輸入を決定。
(2014年のバター生産量の2割程度)

  • 2014年12月31日までに、1万トンのバターが乳業メーカーなどに売り渡された。
  • 残りの3千トンは今年3月までに輸入予定。
〈捕捉〉
輸入したバターは、品質保持期限の長い業務用冷凍バター(通称バラバター)。
国産のバラバター生産用に使用していた生乳を、冷蔵用のバターなどの生産にあてることで供給を増やす作戦。
なお、冷蔵の家庭用バターは輸入対象ではないとのこと。


おわりに

家庭用バターが供給され市場に出回るまでには、乳業メーカーがバターを作るのを待たなくてはいけないので少し時間がかかるのではないでしょうか。

根本的な部分である「生乳の生産量の減少」が解決されないかぎりは、いつバターの品薄が起きてもおかしくない状態だと思いました。

また、北海道の酪農家が年に200戸減少しているとの話もありますので、美味しい北海道の牛乳やバター作りを存続させるためにも、酪農家の方がもっと増えたり廃業せずにいられるような対策がとられたら良いなと感じました。


※本記事コンテンツの一部は下記リンク先を参照して作られています。
▼参照ページ(2015年2月21日現在):
農林水産省ホームページ