こんにちは。るくさんです。
いつもお仕事お疲れさまです。
お仕事をしていると、「なんだかつらいな」「しんどいな」「勝手に涙がでてくる」と思い詰めてしまうときもあると思います。そんなとき、「仕事をやめた方が良いかな」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
ただ、気持ちが落ち込んでいるときや追い込まれているときは、思考が回らず適切な判断ができない場合があります。正常な判断ができないときに、一時の感情に従って仕事を辞めてしまっては、後悔することになるかもしれません。
そんなときのために「これをやっておけば仕事を辞めても大丈夫だろう」という、後悔しないための確認表があったら便利なんじゃないかなと思って、この記事を作成してみました。こちらは、万が一のときの、自分の確認用でもあります。なお、このフローは会社勤めの方に向けたものとなります。それでは早速見てみましょう。
目次
1. なぜ仕事がつらいのか?
2. 職種が合わない
3. キャパシティオーバー
4. 人間関係の悩み
5. 動機付け
6. 会社のルール
7. 責任感
8. 引き出す
9. おわりに
1. なぜ仕事がつらいのか?
よくありがちな「仕事がつらい理由」を以下に記載します。
該当する先に進んでください。
- 仕事内容が嫌だ
→ 2.職種が合わない に進む - 仕事量が多い
→ 3.キャパシティオーバー に進む - 上司や同期、後輩など(人)が嫌だ
→ 4.人間関係の悩み に進む - モチベーションが上がらない
→ 5.動機付け に進む - 勤務時間が長い、短い、不規則
→ 6.会社のルール に進む - 通勤時間が長い、給料が低い
→ 6.会社のルール に進む - 思ったように評価されない、評価が不当
→ 6.会社のルール に進む - 仕事でミスをしてつらい
→ 7.責任感 に進む - 上記のどれでもなく、理由がわからない
→ 8.引き出す に進む
2. 職種が合わない
仕事内容が嫌いな場合、まず仕事内容を変えられるか上司に相談をしてください。職種や仕事内容の変更を願い出るのです。「この作業がどうしても苦痛なので、他の仕事をまわしてもらえませんか」と聞いたり、職種を変更し異動ができるか検討してもらったりするのです。その際、自分が今の仕事をすることで苦痛を感じているということを伝えておきましょう。
それでも部署の異動や仕事内容の変更ができない場合、この苦痛はこれからもずっと続く可能性が高いということを理解してください。よって、辿るべきルートは以下です。
- 仕事を続ける(我慢して、もしくは、好きになるよう努力する)
我慢しすぎて精神を壊さないようにしましょう。同じ職種の人に、この仕事のどこが好きか聞いてみるなどして、好きになれるところを見つける努力をしてみましょう。
- 仕事を辞める
転職することを選択した場合は、次のお仕事は「実際に作業しても苦痛でないこと」を軸にしてくださいね。人と話すことが苦痛なのか・平気なのか、長時間椅子に座っているのが苦痛なのか・平気なのか、同じ作業の繰り返しが苦痛なのか・平気なのか、などなど。十分にご自身のことを分かった上で、仕事を選んでくださいね。
3. キャパシティーオーバー
このときに、辿るべきルートは以下です。
- 仕事量の調整を働きかける
日程調整、仕事を手伝ってくれる人を探す、人材確保を依頼する、上司に相談する、など - 仕事を辞める
仕事量が多くてつらい場合、まず「どうしたらその仕事をこなせるのか」「他の人に振れないか」ということを検討してください。あと何人、どんな人がいたらまわるのか、日にちがあればできるのか、考えてみます。また、仕事の余裕がある人はいないか、余裕はなくても受けてくれそうな人はいないかなど、社内外問わず助けてくれそうな人を探しましょう。この時点で、プライドは捨ててください。一人で何でもできる人ではなく、周りに助けられて上手く世渡りできる人になることを目指しましょう。「助けて!!!」という声をあげましょう。
その上で、自分で交渉できない場合や、人材の確保が必要など上司の力が必要な場合などに、上司に相談してください。始めから何のプランもなく「助けてください~」と言って良いのは、入社2目までか、相当精神が追い詰められているか、期日が迫っている場合のみです。どれか分からないくらい混乱している場合は、ノープランで相談して大丈夫です。
また、仕事量が多くて困ることなんて、どの会社でもありえます。転職したところでまた同じ壁にぶつかる可能性が高いので、ある程度の対処法は学んでから仕事を辞めた方が賢明です。
「可能な限りの人に相談したけれど、解決策がない」「誰も助けてくれない」場合は、今後も助けてくれる人が出てこない限り同じ問題にぶつかり続けますので、オーバーワークで自分がつぶれてしまう前に辞めることをおすすめします。
上記に書かれていたことや、他にできることすべてをやっても解決しないという方は、辞めてしまっても後悔や後ろめたさは少ないはずです。あなたは全部やった、本当にえらい!お疲れさまでした。
4. 人間関係の悩み
人間関係を理由に仕事を辞める人も多いと聞きます。
このときに、辿るべきルートは以下です。
- 相手が退職・異動するのを待つ
転勤がある場合や、相手が派遣社員もしくはアルバイト・パートの場合などに有効な方法です。とりあえず相手がいなくなるまで、なんとか待ちましょう。 - 現状維持(距離を保つ)
嫌いな人がいて当然だということを学ぶ機会にする、最低限の関わりにする、という方法があります。嫌いな人を好きになる必要はないですが、仕事に支障が出てしまっては、スマートな社会人とは言えませんね。周りに迷惑がかからないことを条件にしつつ、そっと距離を保ちましょう。 -
上司に相談する
何とも耐えられない場合は、上司に相談しましょう。席替えをしてもらったり(実際に私は席替えをしてもらったことがあります 笑)、配属を変えてもらったり、フロアやチームを変えたりと、何かしら働きかけてくれるかもしれません。 - 先輩に相談する
嫌いな人が上司や幹部の場合、先輩に共感してもらえたり、先輩の対処法を教えてもらえたりするかもしれません。また、共通の人物について相談することで、より具体的に状況を分かってもらえ、気持ちが楽になるかもしれません。ただし、悪口にならないように気をつけましょう。 - 労働組合や人事、幹部などに相談する
モラハラやセクハラなどを受けた場合や、上司に相談しても何ともならない場合に有効です。 - 退職する
ちなみに、その人の行動や態度を改めさせようというのは、難しいことが多いです。相手の行動で、どうしても不快で他の人も迷惑だと感じる内容であれば、それとなく伝えられるのであれば伝えた方が良いと思います。
しかし、伝えたところで、その人が改善してくれるとは限りません。どのように行動するかや、どのように考えるかは、その人にしか決められないのです。「相手に嫌われているかもしれない」「相手が怒っているかもしれない」と感じた場合でも、相手が本当にそう思っているかは分かりませんし、分かったところでコントロールできるものでもありません。
よって、相手に伝える以上のことで、できることはないでしょう。それ以上のことは悩んでも仕方のないことなので、すっぱり悩むのを止めてしまうのも一つの手です。自分ができるのは、相手の行動を変えることではなく、伝えるところまでです。
そして、やっぱり嫌いな人のためにキャリアを棒に振るのは勿体ないと思いませんか?どこの職場にも嫌いな人の一人や二人いるものですから、転職先で同じようなことで悩まないためにも、何とか対処する方法を身につけたいところですね。
その人がいるだけで動機がしたり吐き気がしたりするなど、体調が悪く会社に行けない場合は、体調を優先して辞めるのもアリです。
自分ができることと、相手ができることの線引きをしっかりとできるようになると、「自分ができることは、すべてやった」という判断がしやすくなるので、より後悔はしにくくなることでしょう。
おすすめ書籍
自分と他人の線引きについて、学べます。
5. 動機付け
このときに、辿るべきルートは以下です。
- 動機付けはいらないと知る
動機がなくても仕事はできます - 動機を見つける
何をモチベーションに仕事をするか、探してみましょう。同じ仕事をしている人に聞くなどするのも有効です。具体的に「売上を〇〇円達成する」などと目標を作るもの良いです。仕事に関係のないことでも構いません。 - 仕事を辞める
まず、動機がなくても仕事はできます。何も考えずに仕事をやれる人もいますからね。それでもモチベーションを上げたいと思うのは、仕事を頑張りたかったり、周りから評価されたいと思っているからですよね。まず、頑張っている自分、もしくは、頑張ろうとしている自分を褒めてあげてくださいね。
動機は「この仕事を通して世の中を幸せにしたい」という壮大なものでももちろん良いのですが、生活していくため、美味しいものを食べたいからといったような、仕事内容に直接関係しないことでも良いのですよ。
「他にやりたいことがある」といったポジティブな目標があるようであれば、仕事を辞めても良いと思います。なんとなくだるい、つまんない、といった理由で辞めてしまうと、後悔してしまったり他の仕事でもモチベーションが上がらなかったりする事態に陥る可能性が高まります。
6. 会社のルール
基本的には、会社にはルールがあります。大抵の場合、会社のルールを変えることができません。給料や勤務場所、勤務時間、自分への評価は、会社のルールによって決まっており、それらはすでに承諾した上で勤務しているはずです。よって、このときに辿るべきルートは以下です。
- 待遇を変えてもらえるか上司に相談する
給料や勤務場所、勤務時間など、事情を話してなんとかならないかダメ元で相談してみてください。評価が不当だと感じた場合は、できる限りアピールしてください。 - ルールを変えられないことを知った上で、自分で対策をする
通勤時間が長い場合、引っ越しを検討してください。 - 仕事を辞める
会社のルールが嫌な場合、辞めてしまうのも手です。他の会社のルールでより好ましい条件のところがあることも、少なくないでしょう。このときに不満に感じていたポイントを転職活動の軸にすると、転職先での不満は少なくなることでしょう。くれぐれも「差し引きすると、結局、前の会社の方が条件がよかった...」なんてことにならないようにしてくださいね。
7. 責任感
ミスをしてつらい人は、えらいです。それほど仕事に真剣に向き合っているという証拠ですからね。もう大丈夫ですよ。このときに、辿るべきルートは以下です。
- ミスをするとなぜつらいのか、知る
期待に応えられなかった、私はミスをする人じゃない、周りに迷惑をかけた、すごく怒られた、など、いろんな思いが巡っていることと思います。
まず、人はミスをするものです。プライドを捨てて、自分は人間なのだからミスくらいするのだとか感じてください。ミスをしない人間なんていません(稀にいるのかもしれませんが)。ミスするのは普通のことだと思うことができるようになると、他人のミスにも寛容になれます。
また、ミスするとつらいのは、一人で背負うからです。他の工程でミスを防げた可能性もあるし、仕事を自分に教えた先輩や、仕事を任せた上司や会社にも責任があります。自分だけではなく他の人の責任でもあるということを、覚えておいてくださいね。 - 対策を立てる
同じミスをしないよう、具体的な対策を立ててください。もしまた同じミスをしてしまった場合は、その対策が不完全だったということです。その対策で大丈夫か分からない場合は、先輩や上司に意見を求めましょう。
失敗は誰にでもあることですので、ミスをしない方法を考えたり、立ち直り方を学ぶことに注力したほうが良さそうです。仕事を辞めたところで根本的な解決にならないので、辞める必要はないと思います。ということで、基本的にはミスをしても辞める必要はありません。
いつも怒られてつらい場合
この場合は、「4.人間関係の悩み」に進んでください。
8. 引き出す
ここで重要なことをお伝えします。あなたは、疲れて混乱しています。もしくは、思考や感情を押し込めていたことで考えが上手く出てこなくなっています。でも、心配することはありません。疲れているときなどは特に、つらく悲しい気持ちが先に出てしまい、「そういえば何で仕事が嫌なのかなあ...」と分からなくなってしまうことがよくありますからね。よって、以下のルートを辿ってください。
- 休息をとる
ご飯をしっかりと食べ、良く寝てください。まずはしっかりと休みを取って、心や体を十分に休めてください。 - ノートにひたすら書き出す
頭に浮かんだことをノートに書き出してください。思考を引き出す訓練をします。何も出てこない場合は「ああーーーー何も出てこないーーーー」とでも書いてください。とりあえず、何でも良いので書くことが大切です。それをしばらく毎日続けてください。寝る前の5分でも、起きた後の5分でも構いません。泣きながらでも構いません。携帯やPCではなく、できる限りペンと紙を使用してください。文字が出てくるようになったら、今日あったこと、今からすること、それに対して感じること仕事のことや体調のことなど、思うままにどんどん書いてください。書いているうちに、きっと何で悩んでいるかが見えてくるはずです。 - なぜ仕事がつらいのか考える
「1.なぜ仕事がつらいのか?」に進んでください
9. おわりに
ふう、これでいま思いつく限りのすべては網羅できたと思います。「他にこれもあるよ!」「ここはこっちの方が良い」という項目があればぜひ教えてください。
また、なんだかんだ書きましたが、上記の内容を忠実に守る必要など全くありません。仕事が嫌だという人は、自分が頑張っていることに気がついておらず、負荷をかけ続けていることが多いなと感じます。まずは、ご自身の気持ちや体調を最優先するようにしてください。
本当につらくて生きていられないほど思い詰めている場合は、仕事を辞めても構いませんからね。命に代えられるものなどありませんからね。
世の中から仕事が苦痛な人が、一人でも減りますように...。それでは、またにー☆